2009年6月17日水曜日

HOTではない スクリーン情報 その5

映画・・・ それはスクリーンから始まる人生旅行

こんばんわ  淀川チム冶です。

今回は2年前の作品で、ドキュメンタリーです。


いのちの食べ方”という映画。

原題は”OUR DAILY BREAD”(我々日々の糧)。
聖書の言葉です。

文字通り、僕らの糧である食材は、どーなって僕らに届くのか。
この過程が、隠すコトなく描かれたドキュメンタリーです。

この映画の凄いところは約90分間ナレーションが無く進行すること。

”食材”とされる豚・鶏・牛・魚・野菜・果物が
大量に育てられ、大量に機械で捌かれる。

音楽もしゃべりも無く、次々と飛び込んでくる場面。
”説教”ではなく”クイズ”にも思える作品。
どんな問題が出されたか、観る人によって違うと感じるはず。


僕らは”いのち”食べてるのは言わずと知れてますが
どのくらいの”いのち”が、どんな形で処理されているのか。
僕は知りませんでした。

食材を余さない、腐らせないという方法で飲食を始めましたが
”食”を作るものとして、今まで以上にそれに”いのち”というものを
忘れることなく、強く感じなければならないと思いましたよ・・・


牛が次々と捌かれるシーンは圧巻。

”いのち”を捌いた後にランチをとる作業員のシーンは意味深。


”へぇ~、これってこーなってんだぁ・・・”

だけではすまないこの映画。

でも暗い映画じゃないですから(w