2011年9月13日火曜日

元町白球物語 〜20球にかける中年の青春〜


ずーと、何にも変わらない
元町バッティングセンター

ここは僕の人生を培った聖地

幼い頃、グラウンドでバッティングフォームを固め
実戦の如く、ここでそれを試す

ここで小さい子達を見かけると
フワっとそれを思い出します。

初めて来た日から約30年
今でも思い出すと、度々足を運んでしまいます。

20球 100円
その頃を全く変わらない値段
相場は25球 300円だというのに・・・

古き良き時代を彷彿させるこの聖地は
僕が18の頃、一部人形ロボットが挿入され
通いつめてる常連客を騒然とさせたのも記憶に新しい

それ以来、僕と里中くん(勝手に命名)は
良きライバルとして、この場所に限って
一緒に時の旅を続けて来ました。

今までは20球、何も問題なく打ち込んで来た僕ですが
片目が見えない今となっては
逆にこの状態で打ってこそ
自分に新しい何かが生まれるのではないか
そんな想いで打席に立ちました。

里中くん 永遠のライバル
ネットの向こうから睨みつける彼の目線

それを感じる僕の鼓動

片目で打つ事、不知火守(ドカベンのキャラ)の如し



・・・結果は全て空振りでした。


でも、むしろすがすがしい。

大きな呼吸を一つして
また僕は、目標が一つ出来たと
やさしい秋風に肩を押されながら
バッターボックスを後にした

そんな9月11日の日曜日の午後でした。


注)文章は全てバカにして読んで下さい。




今回の結果

20球中0安打